2023年04月27日
「万年筆」の基本~選び方!万年筆が欲しい or 贈りたい方必読!
持っているだけでもモチベーションが上がる万年筆。
高貴なイメージがあるかもしれませんが、普段使いも含めて持っておきたい文具の一つです。
本日は「万年筆」の基本情報と選び方についてご紹介いたします。
自身での普段使い、大切な方へのプレゼントなど参考になれば幸いです。
①万年筆の魅力
②万年筆の構造
③万年筆の選び方
①万年筆の魅力
✓高級感、スタイリッシュな見た目!
私は数年前にカッコいいという理由だけで万年筆を購入しました。
✓文字が美しい
筆圧によりインクの濃淡が調整可能であり、トメやハライも綺麗に表現できます。
✓使用者に馴染み、半永久的に使用可能
使い続けるとペンポイント(紙と触れるペン先部分)が摩耗して滑らかになり、同じ万年筆でも使用者の個性が投影されます。そして、長年使い続けることが可能なので、愛着も湧き世代間で引き継がれるという話もよく耳にします。
②万年筆の構造
クリップ、キャップ、胴軸、ペン先(ペン芯やペンポイント)など万年筆の種類やブランドによって多少構造は異なります。その中でも他の筆記具と比べて特徴的なのがペン先です。
最も重要なパーツとされるペン先は腐食や酸化に強い金属が使用され主に14金や18金とされておりますが、同じく腐食に強くコスパの良いステンレスが使用されている万年筆も増えてきております。
ペン先の金属によって弾力性や書き味も変化します。
ペンポイントは紙に触れるペン先部分の事を指し、非常に硬い耐摩耗性合金が使われています。
文字を書ける仕組みは「毛細管現象と気液交換作用」であり、紙と接触することで、蓄えたインクがペン先へと伝わり紙の繊維にインクが引かれ文字が書けます。
また、インクをスムーズに引くために、出たインク量と同じ量の空気を内部に入れる構造が備わっております。
詳細は省略しますが、各社は文字をスムーズに書くことができるようにペン先以外にも様々な工夫を施しております。
③万年筆の選び方
✓デザイン
やはり自身が気に入ったデザインを選ぶことで愛着度が増加します!
✓書き心地
ペン先の素材やブランドによって書き心地は異なりますので、一度試筆することをおススメします。
✓インクの補充方法
・カートリッジ式
インクタンクを交換するだけなので簡単かつインクが飛び散るリスクもありません。
・吸引式
インクの入った瓶に万年筆を入れて吸い上げる方法です。The万年筆のイメージで昔ながらの趣もあるため万年筆らしさを味わいたい方には吸引式がおススメです。
・コンバーター式
両用式であり、カートリッジと吸引式どちらにも対応している便利な方式です。
✓文字の太さ
用途や好みによって求める字の太さが異なります。やはり試筆してみることをおススメします。
EF/XF:極細字0.24~0.28 mm
F・Fine:細字0.28~0.34 mm
M・Medium:中字0.34~0.44 mm
B・Broad:太字0.44~0.54 mm
◆まとめ
高貴なイメージがある万年筆ですが、今では数千円から購入できる選択肢も多く一般的な筆記具として注目を集めています。
日々身に着ける筆記具として、万年筆を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
毎日気分をアップさせてくれるアイテムになればと思い記載してみました。
当店も万年筆を取り扱っておりますので、気になる方はスタッフまでお声がけください。